1571年（元亀２年）創立。祭神は、応仁天皇、神功皇后のほか12神が祀られています。吉田の保の守護神社で、龍王社として吉田・宇濱宮に鎮座していたが、1650年（慶安3年）平塚解勘由左衛門が、市丸山の竈神社に遷座したと伝えられています。しかし、吉田綿都美神社の龍王社に係わる古文書には、1330年（元徳2年）の寄進状が記述されています。

　沼八幡神社の南西側に別区が設けられ、3基の石祠が安置されています。狛犬の名は、高麗犬を由来とし唐獅子とも言われ、「あ・うん」の形相となっています。1658年（明暦4年・万治元年）に造立と背中に彫られていることから、企救郡最古の狛犬と言われています。

　高蔵山の中腹に位置し、野鳥の観察・ハイキングに最適なので愛好家の人気スポットになっています。企救自然道へもアクセスでき、足立山や戸ノ上山へも登ることが出来ます。公園から1時間ほど登っていくと、戦時中の史跡である砲台跡があり、周防灘を一望することが出来ます。

　毎年5月3日、沼八幡神社と小倉池水神様の2ヶ所で奉納演舞されます。豊作・除疫祈願の太鼓踊として古くから伝承されており、踊りは半楽の形式で、楽庄屋1・言上1・杖2・笛4・鉦5・うちわ2・太鼓12（うち頭楽2）の27人で構成されます。演舞は杖の打合いに始まり、言上の申し立てが行われ、12種類の太鼓踊りが続けて踊られます。紺の房をつけた大うちわには大願成就の祈りを込めて「叶」と大書されています。1966年（平成8年）より沼楽保存会に移管され、後継者の育成や幼稚園・保育園での保育活動に取り入れるなど、伝統行事を守る活動を行っています。

　毎月第2・第4火曜日10時に沼小学校に集合。校区内を4コースに分かれて巡回し、清掃活動も行っています。

　毎月第3木曜日10時から沼市民センターにて、0歳〜3歳の乳幼児とお母さんを対象に、子育てサポーターが企画した絵本の読み聞かせや、貼り絵・ミニ運動会など親子で楽しめる楽しい時間を過ごします。保健師さんによる育児相談も行っています。