小倉で最古級の歴史を有する神社です。中世に小倉一円の産土神となりました。氏子の多さが県下屈指であり、その範囲は小倉南区の外、北区まで広がります。2011年12月28日には市有形文化財に指定されました。初詣やどんど焼きには各地から参拝客が訪れます。

　小倉南区蒲生の、鷲峰山の麓にあり、木造如意輪観音坐像、木造釈迦如来立像、木造金剛力士像（2体）は、福岡県指定有形文化財で、山門、舎利殿は、北九州指定有形文化財です。

　弥生時代晩期に造られ、徳力小学校内に保存されています。古墳の大きさは高さ4m、直径14mの円墳といわれていましたが、現在は方墳の可能性が高まっています。天井部はドーム型で床面には河原石を敷き、排水が出来るようになっています。徳力小学校では毎年6年生の社会科歴史実習の中で、実際に詳しく見学しています。また、教育委員会の「出前考古学教室」も実施されています。

　1966年建立、仏像彫刻家・小森紫虹（しこう）作です。標高137mの鷲峯山山頂に平和を願って建立されました。

　蒲生神社秋季例大祭が行われる10月の日曜日、揃いの法被を着た子どもたちが、みこしを担ぎ町内を練り歩きます。五穀豊穣を願っての行事ですが、今は、三世代交流、地域文化の伝承として祭りを楽しんでいます。また、校区の文化祭が同日に行われるようになり、文化祭の中でもみこしを紹介できるようになりました。

　1月の第3日曜日に、無病息災を願って蒲生神社で行います。平成29年度より組織を拡大し、校区の行事として取り組みを始めました。神事の後の火入れは圧巻です。近年は、御神火で行うところが少なくなり、各地から見学に来る人達が年々増加しています。火入れのあとにはぜんざいをふるまっています。境内で集う人々を見て、親が子に伝え、子が孫に伝えと連綿と受け継がれていることが感じられます。由緒ある神社での年の初めにふさわしい行事として定着しています。

　校区体育祭にあわせて、防災訓練を行っています。三世代が参加するなか、バケツリレーや消火器実演など、地元消防署の協力も仰ぎながら防災の大切さを学んでいます。

　9月の第２日曜日に紫川の清掃活動を行っています。三世代が参加し、小学生には親水教育や環境についての大切さを学んでもらいたいと願っています。午後からは”人権の約束事運動”を行い、キャラクター『モモマル君』や、北九大の学生、校区の中学生との交流も行っています。

　夏休みの福祉活動が目的で発足しましたが、環境学習や募金活動など年間を通しての活動により、次世代育成を行っています。

　12月の最終土曜日、高齢者福祉事業協会のメンバーである老人ホーム『好日苑』と連携して、ウエルクラブの子どもたちが、夏休みに訪問した入所者の方や地域の方と合同で餅つきを行っています。また、歳末募金活動も同時に行っています。

　下校時にあわせて、第２・第４週に毎日実施しています。小学生を見守ることで、小学生や保護者からも大変喜ばれ、大人も子ども達から元気をもらっています。